バーミキュラとバルミューダの炊飯器を比較!価格はバルミューダの方が安いけど選び方は慎重に
- 2019.02.15
- バーミキュラライスポットとバルミューダ ザ ゴハン

名前がどこか似ている「バーミキュラ」と「バルミューダ」。どちらも革新的な炊飯器を開発し、ここ数年人気を呼んでいます。
「バーミキュラ」と「バルミューダ」は特に、
ごはんが極上に美味しく炊きあがることはもちろんのこと、家電とは思えない高いデザイン性で、
どちらを購入しようか迷っている人も多いのではないでしょうか。
そこでこのページでは、バーミキュラの炊飯器「バーミキュラ ライスポット」とバルミューダの炊飯器「BALMUDA The Gohan(バルミューダ ザ ゴハン)」を、さまざまな角度から比較していきます。
購入を検討している人はぜひ参考にしてみてください。
世界一おいしいごはんを目指した「バーミキュラ ライスポット」
メイドインジャパンの鋳物ホーロー鍋で一躍有名になった「バーミキュラ」。
鋳物ホーロー鍋の遠赤効果と、職人が0.01ミリまで精巧に削り上げる高い密閉性により、理想的な無水調理が可能になった鍋です。
バーミキュラで作った料理は、これまでの概念が変わるんじゃないかというほど、素材本来の美味しさが際立ちます。
そしてバーミキュラで炊いたごはんもまた美味しく、評判になりました。
バーミキュラで炊いたごはんが、より美味しく手軽に炊けるように進化したのが、2016年に発売された「バーミキュラ ライスポット」です。
専用の鋳物ホーロー鍋にIH調理器が付いています。
鋳物ホーロー鍋の特徴を最大限生かしながら徹底した温度管理で、美味しいごはんを炊き上げます。
土鍋のごはんを超える「BALMUDA The Gohan(バルミューダ ザ ゴハン)」
バルミューダの一番のヒット製品と言えば、トースター。
蒸気とコンピューターによる温度管理で、“外はカリッ、中はふんわり”の理想的なパンが焼けると、高価格にも関わらず大ヒットしました。
そのバルミューダが次に挑んだ製品が、炊飯器。パンの次は、やっぱりごはんなのでした。
“土鍋よりも美味しいごはん”が炊ける炊飯器を目指して開発された「バルミューダ ザ ゴハン」は、2017年にデビュー。
トースター、レンジ、電気ケトルと統一されたスタイリッシュなデザインは、セットで購入する人もいます。
“見せる家電”として、インテリアとしても映えるのが素晴らしいですよね。
バーミキュラ ライスポットとバルミューダ ザ ゴハン、スペックの違い
それでは「バーミキュラ ライスポット」と「バルミューダ ザ ゴハン」の違いをみていきましょう。
まずは、スペックの違いを分かりやすく表にまとめました。
バーミキュラライスポット | バーミキュラライスポットミニ | バルミューダ ザ ゴハン | |
炊き方 | 鋳物ホーロー鍋の特徴である熱伝導、遠赤加熱、蒸気の対流という熱の伝わり方を自動コントール。 | 左に同じ | 釜を2重構造にして蒸気だけで炊き上げる。底面、側面、上部からも蒸気で熱を与え続ける。 |
容量 | 5合炊き | 3合炊き | 3合炊きのみ |
色 | ソリッドシルバー/シーソルトホワイト/トリュフグレー | 左に同じ | ブラック/ホワイト |
定価(税別) | 79,800円 | 64,800円 | 41,500円 |
サイズ幅(mm) | 311(取手含む) | 258(取手含む) | 275 |
奥行き(mm) | 296 | 250 | 251 |
高さ (mm) | 208 | 173 | 194 |
本体重量 | 約6.9kg | 約5.0kg | 約4kg |
バーミキュラライスポットの炊き方、構造
鋳物ホーロー鍋から始まったバーミキュラ ライスポット。
構造の話を始めると難しくなってしまうので、ざっくり言います。
すごい鋳物ホーロー鍋とすごいポットヒーターによって、美味しいごはんが炊きあがる!
上でも説明したように、もともとの鋳物ホーロー鍋がすごいんです。
野菜やお米の内側と外側から熱が加わる綿密に計算された火の入り方で、素材本来の味が引き出されます。
また、蓋と本体との接触部分は、日本の職人が手作業で0.01ミリまで精密に削っていて、鋳物ホーロー鍋の中では相当に高い密閉性を実現しています。
鋳物ホーロー鍋で、ここまで密着させることは非常に難しく、画期的だそうです。
そして、高性能な鍋をさらに支えるのがポットヒーターの技術。
かまどを直火で熱した時のように、鍋をポットヒーターの熱で包み込みます。
直火だと火力が安定しないですが、
一番おいしく炊ける温度を自動で管理・調整してくれるのです。
その結果、
香りが良く、一粒ずつ立ち、お米本来の甘みが引き出されたごはんが炊き上がります。
バルミューダ ザ ゴハンの炊き方、構造
バルミューダの特徴は、
「蒸気だけで炊き上げる」という、まったく新しい炊飯方式。
そもそも、開発の出発点は、
かまどや土鍋で炊いた時のように美味しいごはんを、エネルギーの小さい電気でどうすれば実現できるか?
そこで考え出したのが、
釜を二重にして、蒸気で炊く!
という方法でした。
一般的な圧力IH炊飯器は、圧力をかけて米を躍らせて炊きますが
バルミューダ ザ ゴハンは土鍋のようにゆっくりと加熱してやさしく炊きます。
決して躍らせない!!!!
お米を傷つけないようにやさしく炊くことで、
香りと旨みを米粒の中にしっかり閉じ込めて、粒立ちの良い美味しいごはんが炊き上がります。
容量
バーミキュラライスポットは、
5合炊きの標準サイズと3合炊きのミニサイズがあり、
家族の人数に合わせたがサイズが選べます。
一方バルミューダ ザ ゴハンは、3合炊きのみ。
5合炊きサイズがない理由は、釜が大きくなると蒸気方式では美味しく炊飯できなくなってまうからです。
3人以上のファミリーでも「夜しかごはんは炊かない」という場合は、バルミューダ ザ ゴハンでも問題ないと思いますが、炊き込みごはんだと2合までしか炊けないので(次の記事を参照)、
いろんなごはんを楽しみたい人は、バーミキュラ ライスポットを選んでおいた方が良いのではないでしょうか。
色
バーミキュラライスポットは3色あり、インテリアに合わせてセレクトすることができます。
バルミューダ ザ ゴハンも、ブラックとホワイトがあり、シックなインテリアにも、ナチュラルなインテリアにも合う万能カラーです。
バーミキュラライスポットのカラーについては、別の記事でも紹介しているので、参考にしてみてください。
バーミキュラライスポットの人気の色と選び方を認定スタッフに聞いた!
値段
バーミキュラライスポットよりも
バルミューダ ザ ゴハンの方が定価で約2万3千円安いです。
また、バルミューダ ザ ゴハンは1割ほど値下がる時があるので、家電量販店などをチェックしてみてください。
一方バーミキュラライスポットは、主要な家電量販店では値下げされることがほとんどありません。
公式オンラインショップで買っても、主要な家電量販店で買っても同じ値段です。
しかし!
どちらも高価格帯の製品です。購入した後に後悔しないためにも、
値段だけに捕らわれず、自分が求める性能なのか、自分にとって使いやすいかを十分に考慮したうえで選ぶことをおすすめします。
炊飯器本体の大きさ、重さ
同じ3合炊きサイズで比較してみます。
バルミューダ ザ ゴハンよりも、バーミキュラライスポットミニの方がやや小さいです。
バルミューダ ザ ゴハンは、釜の形そのまま。
バーミキュラライスポットミニは前面に操作パネルがあり、操作パネル分を除いた本体だけで考えるとさらにもう少し小さい印象になります。
重さは、バルミューダ ザ ゴハンよりもバーミキュラライスポットミニの方が1kgほど重いです。
バーミキュラライスポットはホーロー鍋部分が鉄でできているため、その分本体は重くなってしまいます。
鍋を洗う時に、ホーロー鍋の重さが気になる人がいるかもしれません。
バーミキュラライスポットとバルミューダ ザ ゴハンの比較は、1ページでまとまらないので、この続きは下記のリンクでチェックしてください。
2つ目の記事では「炊飯から炊き上がりまで」を比べています。ぜひ参考にしてみてください。
>>バーミキュラライスポットとバルミューダを比較!バルミューダは玄米派におすすめ
バーミキュラライスポットとバルミューダ ザ ゴハンの比較、最後の記事はこちら
↓大きな違いはこの記事に書いています!↓
>>バルミューダとバーミキュラの炊飯器の違い。超重要な3大ポイント!
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