バーミキュラライスポットはデメリットが多い?誤解されやすい5つのポイント
- 2019.02.23
- バーミキュラライスポット

優れた性能とスタイリッシュなデザインで今注目の炊飯器「バーミキュラライスポット」。
美味しいごはんが炊けることが最大の魅力ですが、どんな製品にもデメリットはあります。
バーミキュラライスポットの購入を検討しているなら、デメリットを事前に知って納得しておきたいですよね。
そこでこの記事では、バーミキュラライスポットのデメリットと言われる点と、その理由や対処方法について解説します。
購入する前にこの記事をよく確認して、後悔のない炊飯器選びをしてください。
バーミキュラライスポットのメリット
まずは、バーミキュラライスポットのメリットから確認していきましょう。
・ツヤツヤで粒立ちが良く、香りと甘みのある美味しいごはんが炊き上がる
・煮物、炒め物などの調理にも使え、食材のおいしさが凝縮して抜群に美味しい
・細かい部品が一切ないので、使った後に洗いやすく清潔に保てる
・洗練されたデザインで、置いているだけでおしゃれ
・操作がシンプルなので使いやすい
・一生使い続けられる万全のサポート体制
機能性、デザイン性ともに高いのが、何より素晴らしいですね。
バーミキュラライスポットのデメリットとして挙げられやすい点
バーミキュラライスポットは重い
バーミキュラライスポットは、鉄でできています。実際どのくらいの重さなのでしょうか?
鋳物ホーロー鍋本体の重さ | |
バーミキュラライスポット | 約4.0kg |
バーミキュラライスポット ミニ | 約2.8kg |
この重さを感じるのは、実質、ホーロー鍋を洗う時と、ポットヒーターに戻す時だけ。
バーミキュラライスポットは常に使いやすい場所に置いておく家電です。
鋳物ホーロー鍋の「バーミキュラオーブンポットラウンド」だと、棚から出し入れする時に重さが気になるかもしれませんが、バーミキュラライスポットは棚から出し入れすることもありません。
また、鍋には持ちやすい取っ手があり、安定して持ち運びができます。
30代女性の実感としては確かに重いと感じますが、「どうしようもなく不便!!」とまでは思いません。また、使っているうちに慣れてくるので、気にならなくなります。
バーミキュラライスポットは値段が高い
バーミキュラライスポットの価格は、5合炊きサイズで定価79,800円(税抜)、
バーミキュラライスポットミニは、64,800円(税抜)です。
炊飯器の中でも、高価格帯の分類に入り、
多くの方にとって、パッと決めて買える値段ではありませんよね。
しかもバーミキュラライスポットは値下がることがないので、安く買う方法がありません。
しかし!
メリットのところでも書いたように、バーミキュラライスポットは炊飯だけでなく、調理も可能です。
炊飯器の活用方法の一つ、というレベルではありません。
とんでもなく、美味しいのです。
例えばポトフを作ったら、野菜の甘みが存分に出ているので、塩と胡椒で味を付けるだけで十分美味しくいただけます。
その秘密は鍋の構造にあるのですが、簡単に言うと、高い密閉性と遠赤外線効果で、食材の外側と内側から熱を加え、食材の組織を壊さないからなんです。
バーミキュラで作ったカレーや肉じゃがなどを一度食べたら、もう普通のステンレス鍋で作ったものは食べたくなくなります。
バーミキュラライスポットは、ステンレス鍋と同じように様々な料理に使えるうえ、
食材の水分だけで作る無水調理、
温度管理が難しいとされる低温調理やパンの発酵、
オーブン使用も可能なので、
料理の幅が一気に広がります。
ここまで調理の機能がすごいと、バーミキュラライスポットはもはや炊飯器ではありません。
「万能調理鍋」という方が正しいです。
抜群に美味しく炊ける炊飯器と抜群に美味しく仕上がる調理鍋が同時に手に入るなら、
この価格も納得いきますし、むしろお得にすら感じられます。
バーミキュラライスポットでごはんを炊くと、ごはん粒が鍋にくっつきやすい
一般的な炊飯器の場合、内釜にはフッ素コーティング加工が施されていて、炊いた後時間が経ってもごはんがこびりつきにくい仕様になっています。
ところが、バーミキュラライスポットはフッ素コーティング加工がありません。
これはホーロー鍋であるがゆえ、どうしようもありません。
なので、予防と対策をすることでデメリットを克服するのが正解です。
炊き上がったら、すぐにしゃもじでごはんを返して、鍋の中央に寄せておきます。
その後早めに、ラップやタッパーに分けて鍋を空にします。
それでもやっぱり、多少鍋にはごはん粒が残ってしまうので、鍋に水を張ってごはん粒をふやかします。
しばらく置いておくとごはん粒がほどけるので、すすいでからスポンジで普通に洗えばきれいに落ちます。
バーミキュラライスポットには保温機能がない
一般的な炊飯器の場合、必ずといっていいほど付いている保温機能。
バーミキュラライスポットには、保温機能がありません。
その理由は、美味しいごはんを炊くためです。
ごはんを保温するためには保温用の蓋を付ける必要があります。
しかし、保温蓋を付けると鍋内で熱の対流がうまく起こらず、ごはんが美味しく炊けません。
また、食べてわかるのが、バーミキュラライスポットで炊いたごはんは冷めても美味しく、温め直しても美味しいこと。
保温するより、冷凍や冷蔵保存する方が断然良いのです。
一方で、保温用の蓋をなくしたことで生まれたメリットも。
一般的な炊飯器は、蓋にいろんな部品が付いていて洗いにくいうえ乾きにくく、衛生的に不安です。
バーミキュラライスポットなら、
蓋に継ぎ目がないので洗うのがラクで、
「ちゃんと乾いてるかな?」という心配もありません。
バーミキュラライスポットはサビやすい
上でも書いた通り、バーミキュラライスポットは鉄でできており、その上にホーロー塗装を施しています。
しかし、一部分だけ、ホーロー塗装がされていない箇所があります。
それは、本体と蓋が接するフチの部分です。
その理由は密閉性を高めるためなのですが、鉄がむき出しになっているということは、水に触れると錆になりやすい。
だから洗った後は水分を早めに拭き取ることが大切です。
でももし、さびてしまったら?
大丈夫です。人体に影響はないですし、スポンジに洗剤を付けて普通の食器と同じように洗えば、すぐに落ちます。そんなに言うほど心配しなくていいと思います。
もし、錆を少しでも抑えたければ、使用前後に食用油をフチに塗っておくと良いです。
キッチンペーパーに油を少量染み込ませて塗れば水をはじいてくれ、次第にさびにくくなります。
水分を拭き取ることはやっておいた方が良いですが、油を塗るのは毎回やらなくても大丈夫です。
まとめ
バーミキュラライスポットの代表的なデメリットについて、解説してきました。
デメリットと感じる部分や度合いは人それぞれです。
「どうしても嫌だ!」という点があるなら、他の炊飯器を探した方が良いです。
ですが、バーミキュラライスポットはデメリット以上にメリットの方が大きいから、こんなにも多くの人に支持されているのではないでしょうか。
バーミキュラライスポットは、「美味しいものが簡単に作れる」という事実だけでなく、
手入れをしている時間が楽しかったり、
使っている時の充足感があったり、
キッチンを邪魔しないデザインの心地良さだったり、
デメリットを越える心の満足感ももたらしてくれるはずです。
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